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isseium's blog

田舎に住むWebエンジニアのブログ

2013年 NHKオンデマンドで見てよかった番組の振り返り

昨年,岩手に引っ越ししてから,通勤・通学が車になったので,スマホをいじったり,本を読んだりできないないなか,NHKオンデマンドは車のなかで聞くことができてとてもよいです.(画面は見てませんよ!)

このエントリーでは,2013年(といっても11月から契約ですが)見た番組のなかでよかった番組を3つ挙げたいと思います.

ネタばれありなので,気をつけてください.

1. NHKスペシャル コンピューター革命 最強×最速の頭脳誕生(2012年)

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012041802SA000/

望遠鏡は過去を見るもの,コンピューターは未来を見るものということで,コンピュータの進化によってできる未来を紹介したとてもワクワクした内容でした.

内容にはいくつか議論の余地もあるので,コンピュータサイエンスに関わる研究者,なにかを生み出したいと考えているエンジニアの人はぜひ一度見て,議論するとおもしろいのではないでしょうか.

特に印象に残ったものを3つ挙げたいと思います.

1. 人工頭脳プロジェクト

国立情報学研究所が行っているプロジェクトで,コンピュータが東大入試を解き,合格を目指すものです.

研究チームは,このプロジェクトが応用されると「日本のホワイトカラーの半分は必要なくなる」「コンピューターが高度な計算を行い,人間はコンピューターのために翻訳する作業をするようになるかも(人間とコンピュータの関係性が変わる)」と述べていました.

コンピューターが本当にそこまで知能を獲得できるのか,とても興味深いです.

2. スパコン界の巨匠 ゴードン・ベル博士の未来予想

2025年頃には,人々はデジタルの世界に人格を持つようになるのではないだろうか,日頃の行動を精密にロギングすることで,将来的には身体が滅んでもデジタルで人格が生き続けるようなことができるのではないかというものです.

体は死んでも,精神は生き続けるというのは,怖くもあり,見てみたい世界のひとつですね.

3. 番組内アニメ.余命が短いことがわかった研究者の父が海外に研究しに行きたいといったときに言った娘への言葉

「人間にしかできない仕事,自分にしかできない仕事をしたいんだ」

その他,システムトレードIBMのワトソン,創薬,心臓シミュレータ,ブレインマシンインタフェースなどの話がありました.

2. NHKスペシャル 神の数式(全2回; 2013年)

ここでいう「神の数式」とは,全宇宙の仕組みをひとつの数式に表すものです.

この番組は,物理学者が目指しているこの統一理論について,素人でもわかりやすくまとめていました.(当然,正確ではない表現がたくさんあるのだと思います)

現実を数式に落とし込むという世界がほんの少しわかった気がします.

好評だったらしく,「完全版」という形で,全4回の番組が2013年末にも放送されていたみたいです.

第1話「この世は何からできているのか~天才たちの100年の苦闘~」

第1話では,ここ100年間の「神の数式」にまつわる歴史ついて取り扱っています.「標準理論」(ミクロの世界の数式らしい)を説明しています.

実験や観測結果の数式化ではなく,「数学的な美しさ」を追求した結果,課題を解決したというディラック博士の話はおもしろいと思いました.

第2回「宇宙はなぜ生まれたのか~最後の難問に挑む天才たち~」

第1話で扱った標準理論と,重力の数式である一般相対性理論を統一することを取り扱っています.当時,まったく注目されていなかった超弦理論がこの2つを統合させることになったとのことです.

標準理論と一般相対性理論の統一の終盤で,496 という完全数がたくさんでてきたという話がびっくりしました.

496は,古くから天地創世に関わる数字だったと言われていたとか?

3. NHKスペシャル 日本海軍 400時間の証言 (全3回 2009年)

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012041748SA000/

某所で「見た方がいいよー」みたいな情報が流れてた気がしたので見てみた番組. この番組は,戦後,海軍元将校が集まって開催されていた「海軍反省会」をもとにしたドキュメンタリーです.

この番組は歴史を振り返るだけでなく,現代社会にも通じる教訓を考察するところが特徴で,なにか刺さるものがありました.

第1話「海軍あって国家なし」では,太平洋戦争の開戦や一部の作戦が実施された背景として「縦割りのセクショナリズム」や「曖昧な責任」などの現代にも通ずる問題があることを述べていました..

第2話「やましき沈黙」では,命じてはいけない作戦であることを皆がわかっていた「特攻作戦」について,誰も口に出せず,空気に流れ,組織に飲まれていく,そういう体質が海軍にはあったと振り返っています.組織にとってどんな利益があっても,個人を犠牲にしてはいけないとまとめています.

第3話「第二の戦争」では,終戦後,海軍省が第二復員省になり,海軍として誰が責任をとるのかについて,人間関係を優先し,真実を隠すという行為が行われたことを振り返っている.これは,半沢直樹の「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」と同じ類のものだと思いました.

どれも現代に通じる問題があり,戦争で多くの被害を出した国に生きる子孫として,戦争から教訓を得て生かす責任があると最後に担当のデスクがまとめています.

終わりに

結果として,3番組ともNHKスペシャルでした.NHKスペシャルは素晴らしい番組ですね.

その他,見てよかったなーと思う番組は次の通りです.

今年もたくさん見たいと思います. 「そのとき歴史が動いた」「プロジェクトX」「映像の世紀」あたりを攻めたいですね.

ではでは