開発時間わずか5時間、100円の投資を受けた「You」をリリースしました
みなさんは, Yo という素晴らしいサービスをご存知でしょうか.
ただ単に相手に「Yo!」って送るだけのシンプルなワンビットコミュニケーションサービスですね! APIも公開されていて,ブログに「Yo!」ボタンを貼ったり,ミサイルが発射されたらYo! なんて使い方もでてきているようです.
というわけでYo にインスパイヤされまして,田舎をもっとワクワクさせたいと思っている私は「『Yo × 地図』で地域の交流人口UP!」と思いまして「You」を開発いたしましたので紹介します.
AppStoreでダウンロードはこちら ⇒「You! - 地図をタップして友達を見つけよう -」
シンプルなログイン画面
Facebook ログインを利用してログインします.
地図画面
ログインすると地図上に自分のアイコンが表示されます.これであなたの現在地は世界中の人に共有されるようになりました!
右下の「LOGOUT」をタップすると,サービスからログアウトして位置の共有を止めることができる安心設計です.
つっつく機能
つっつきたい相手を地図上で相手を見つけます.今回は自分自身をつっついてみたいと思います.
アイコンをタップすると,名前と青いアイコンが表示されます.
青いアイコンをタップすると,相手に「You!」というメッセージが届きます.
「相手を見る」は,つっついた相手のFacebookプロフィールページへのリンクになっています. 「つっつく」は,つっついた相手につっつき返します. 「無視」は,無視します.
それでは,楽しいワンビットコミュニケーションを!
開発の裏側
着想から5時間で開発を終えました.そのキーになった2つの技術を紹介します!
1. Titanium
このアプリは Titanium で開発されています. 日本では2010年頃をピークに下火感の出ている Titanium ですが,着々と進化を遂げています.
参考になるかわかりませんが,Youのロジックのコーディングは300行くらいです. 後述するmBaaSサービスとの結合部も含めてこの量なので爆速コーディングには向くと思います!
一方で,プラットフォーム依存の細かな実装はなかなか難しかったりするので,kitchensink とかを見てTitaniumだとどこまで簡単にできるのかを身につけておくのが重要な気がします.
2. Appcelarator Cloud Service (ACS)
ACS は Titanium の開発元である Appcelerator が提供する mBaaS です. という認識でしたが改めて 公式ページ みたら,正式名が違うかもしれません.Titanium Cloud Service? The Cloud Starts Here?
サービス内容ですが,よく使うAPI 20個ほどが用意されています. Titanium には Cloud モジュールが用意されていまして,このモジュールを使うことで,すごく簡単にACS と通信することができます.
例えば,特定の相手へのpushはこんな感じです.サーバ側のコーディングは一切不要です!
Cloud.PushNotifications.notify({ channel: "something", to_ids: "相手のID", payload: { alert: "相手へのPushメッセージ", etc: "その他なにかPushと一緒に送りたい情報", } }
とっても便利ですね.Parse.com が流行りつつあったり, Apple 自体も mBaaS サービスを始めるということなので,小さなアプリならサーバサイドの開発知識がなくてもつくれちゃいそうです.
無料で使えるのは,日間25万コール(!), 月間500万コール,ストレージは20GBまでOKのようです. 有償版が「応相談」状態で価格がよくわからないので,Parseみたいに一般消費者でももっと手軽に使えるようにしてほしいですね.
Appcelerator がエンタープライズ路線らしいのでこんな感じなのかなーと思ったりもしますが.
100円の投資
自称エンジェル投資家O氏に見せたら100円投資されました.